当院の小児歯科

当院では、初めて来院したお子さまには、無理に治療をすることはせず、まずは歯医者さんに慣れてもらうことから始めます。

診療台に座ってもらい、背もたれを倒したり戻したりしてチェアが動くことに慣れてから、歯を削る器具やバキュームをお口の中に入れてみます。

このとき、実際に動かしたりはせず、お水を出すだけにして「お口に入れる」練習からスタート。どんな器具を使ってどんなことをするのかを、実際に体験してもらいます。そして、治療に使う器具に実際に触ってもらいながら、何に使う器具なのかを説明し、お子さま自身が納得して治療を受け入れられるまで、何度でもトレーニングを行います。

嫌がるお子さまを押さえつけて無理やり治療することはありません。（緊急性が高い症状の場合、やむを得ず治療をすることもあります。）

当院の院長は小児歯科の経験が７年以上あり、また自身にも小さな子どもがおりますので、お子さまの歯を治療する際、どんなことに気を配ればいいか、よく心得た上で診療にあたっています。

頑張って治療ができたお子さまには、楽しいごほうびも待っています。また、待合室にはオモチャや絵本を置いたキッズスペースをご用意。保護者の方の治療中は、診療台のそばのマットスペースで遊びながらお待ちいただくことも可能です。

歯医者は怖いところではなく、楽しいところだと思ってもらえるよう、工夫をこらしてお待ちしております。お子さまのお口が心配な方、ご自身の治療中にお子さまが心配という方も、どうぞお気兼ねなくご来院ください。

お子さまの乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯の質が弱いため虫歯になりやすいということをご存じですか？

虫歯になってしまうと、痛みのせいで食べ物をしっかりと噛めなくなり、栄養をしっかり取れずに、身体の発育に影響が出る恐れがあります。また、乳歯の虫歯は、あごの骨の発育や後から生えてくる永久歯に悪い影響を与え、大きくなってからの歯並びが悪くなってしまうことも。

当院ではお子さまの歯のお掃除をした後、フッ素塗布を行って歯質を強化し、虫歯予防の効果をより高めています。また、虫歯になりやすい奥歯の噛み合わせの溝をレジンというプラスチックでふさいで虫歯を予防する「シーラント」という処置や、お子さまと保護者の方の両方を対象に正しい歯磨き方法の指導も行っています。

小さいうちから虫歯になりにくいお口の環境を作ることができれば、大人になってもその環境を維持しやすくなります。そのためには、きちんとしたメンテナンスを続けていくことが大切です。ぜひお子さまが小さいうちから定期的に通っていただき、虫歯になりにくい健康なお口を作っていきましょう。